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映画たて・よこ・ななめ見!

ウーマン村本、元カノにお礼参りするのは迷惑行為?

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 ジブリで宮崎駿監督の出待ちをしちゃうほど映画大好きな村本大輔と、映画に関しては素人同然の中川パラダイスが、あらゆる角度からブッ飛んだ視点で映画トーク。今回のテーマは、『恋する惑星』などの名匠ウォン・カーウァイがプロデュースを手掛けた、余命宣告を受けた男と親友の旅を描いたロードムービー『プアン/友だちと呼ばせて』。余命宣告を受けて、元カノを巡る主人公の行動にウーマンの二人は? (取材・文:森田真帆)

今回の映画は『プアン/友だちと呼ばせて』です。

 『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』などのナタウット・プーンピリヤ監督による人間ドラマ。余命宣告を受けた青年とその親友の旅を描き、サンダンス映画祭ワールドシネマドラマティック部門で審査員特別賞に輝いた。『花様年華(かようねんか)』などのウォン・カーウァイが製作総指揮を担当。『ゴースト・ラボ:禁断の実験』などのトー・タナポップ、『ハッピー・オールド・イヤー』などのチュティモン・ジョンジャルーンスックジンアイス・ナッタラットらが出演する。

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タイ映画のイメージが変わった!

プアン
主人公ウード。(C) 2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.

中川パラダイス(以下、中川):正直、最初は僕の好きなタイプの映画じゃないかもなって思いながら観ていたんよ。ひたすら元カノに会いにいくみたいのって、何を観せられてるん? みたいになってたんやけど、急にA面からB面になるみたいになったとこから、うわー面白! ってなった。今までとは違う新しさで、好きになった感じ。結果めっちゃ面白くて良かったわ。

村本大輔(以下、村本):ストーリーの展開はもちろん、そもそもアジアの映画ってちょっと入りにくいとこあったけどさ。撮り方とか、絵とか、かっこよくて、タイの映画ってめっちゃおしゃれやんってびっくりした。カクテルとカセットテープをストーリーにリンクさせてるとことかもさ、めっちゃシャレてるよなぁって。

中川:タイ語がずっと飛び交ってたのがめっちゃ新鮮やったな。イメージガラッと変わったね。でもさ、ぶっちゃけさっきも言ったけど前半マジで全っ然響かへんかってん。でも、多分村本は僕が微妙に苦手な前半が好きやろうなって思った。逆に村本は人間臭さがめっちゃ出てくる後半が苦手ってなりそうやなって。僕はそんな後半の方がリアルで面白かったけど。

村本:オレは前半のああいう感じ、ぜんぜん嫌いじゃないし、むしろ好き。でも後半の全く違う話になっていくのもめっちゃ楽しかった

プアン
親友ボス。(C) 2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.

中川:なんかな、主人公の正直さにちょっと共感できんかった。僕は隠さなあかんことは全部隠しておけばええのになって思うタイプやねん。浮気もさ、たまに相手に「浮気してしまった」って伝えるやつおるやん。でもそんなん墓場まで持っていけばええと思うから、あの坊主の子には共感できへんかったわ。

村本:主人公のこと坊主言うなって! オレは親友のウードが自分に近いかなって思う。もし隠し事とかあっても絶対言ってまうねん。言わない方が良かったとしてもさ。たとえば、彼女と別れるにしても最後の最後に、めっちゃ悪口言うてしまう。最後なんやから大人しくしておけばいいのに、たとえば、「あれはずっと嫌やったわ」とか、そういうことを言ってしまう方やねん。自分自身が楽になりたくてさ

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忘れられない元カノにお礼参りするのは迷惑行為?

プアン
(C) 2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.

村本:とりあえず中川は、下積み時代にずっと支えてくれた元カノさんには謝り。散々支えてもらった末に、嫁へと乗り換えた前の人や!

中川:いやいや、かずよさんは、きっと幸せになってると思ってんねん。謝るとかそういうのいらんねん。

村本:いや、かずよさんはお前の嫁やろ

中川:間違えた。かずよさんは、僕の嫁。ひろよさんや。あのな、元カノが今どうしてるかなんて全く知りたくないねん。僕は、ひろよさんも、僕がかつてお付き合いした人みんな全員幸せになっててほしいんよ。別れが忘れられなくて泣いてるとか、そんなんと違くて、僕よりもお金持ちの人と結婚して、子供もできてさ、めっちゃ幸せに暮らしててほしい。そう思ってる方がええねん。だから僕は死期近くなったところで、元カノには絶対に会いに行かん。ていうか、元カノに会いに行きたいと思う? あれって迷惑やと思うわ。

村本:まぁな(笑)。よう言うもんな、女は上書きで、男は別フォルダって。死ぬ前に元カノに会いに行くって、その典型やわ。これって男だからありがちな行為なのかもしれんな。男ならではのさ。「幸せにしてやれんくてごめん」って言って回るって。女の人からしたら「うるせーな」っていう映画なのかもしれ。そう考えると、あいつめっちゃ恥ずかしいことしてるやん!

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もしも自分の死期がわかったら何する?

プアン
(C) 2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.

村本:例えば、お前がもうすぐ死ぬことになって、オレを乗せて、どっかに旅に行くってなったらどうなると思う? オレの友達のガンの平松さんも、同級生に会いに行ったり、いろんな人に会いに行ってたんや。中川の場合だと、お世話になった先輩芸人さんを巡る旅に行こう! みたいな?

中川:えー、でもそれやったら村本と行くの嫌やな。そんなんで、僕がもし昔お世話になった芸人さんに会いに行ったら、「なんで村本連れてくんねん」とか、ちょっと変な空気になりそうやん。

村本:ちょっとわかる(笑)。でもな、マジな話、もし死期がわかったら、オレはまず携帯の中のエロ動画を整理すると思うわ。弟たちがさ、親父死んだときに、親父の携帯を見て女とのやりとりをケラケラ笑いながら見てたんやけど、あんなん絶対されたくないし(笑)! 正直、自分が死ぬときは、誰にもバレずにそっと死にたい

中川:僕は死期がわかったら、ケンカしてそのまま疎遠になった男友達と仲直りしたい。純粋なる友情は正しておきたい、みたいなのあるわ。

村本:実はさ、今度アメリカに行くことになって、しばらく会えなくなるのが寂しいから、オレも大事な後輩芸人に会いに行ってたんや。ちょっと嘘ついて「オレもう明日からアメリカ行くからもう2度と会えへんかもなぁ」って言うたらさ、「あーそうっすか」って普通にラーメン目の前で食べててさ! 傷つくやろ!? 「あーそうっすか」ってめっちゃ悲しいわ!

中川:いやいや、それはきっとまた会えるって思ってるからなんやって(笑)。そういえば、あんまり映画に対して音楽がいいとか言わんけど、音楽めっちゃ良かった! これ言っておきたくて! エンドロールの最後まで、音楽を聴きながら余韻を楽しめた

※記事内容には個人の意見が含まれています。

『プアン/友だちと呼ばせて』8月5日公開
映画『プアン/友だちと呼ばせて』公式サイト
(C) 2021 Jet Tone Contents Inc. All Rights Reserved.

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ウーマンラッシュアワー・プロフィール

2008年に結成された、村本大輔と中川パラダイスによるお笑いコンビ。2011年「ABCお笑い新人グランプリ」最優秀新人賞受賞、2012年「THE MANZAI 2012」決勝進出、2013年NHK上方漫才コンテスト優勝など数々の賞に輝き、4月に東京進出。「THE MANZAI 2013」で見事優勝し、3代目王者に輝いた。

村本大輔
1980年生まれ。福井県出身。自分でも「ネットに書き込まれるうわさはほとんどが事実です!」と認めている、自称・ゲス野郎芸人。だがその一方で、ジブリ作品やピクサーなどの心温まるアニメが大好きで、映画『あなたへ』で号泣するほどのピュアな一面も持ち合わせる大の映画好き。水産高校に通っていたため(中退)、お魚系や海洋ネタにも意外に詳しい。

村本大輔ツイッター

中川パラダイス
1981年生まれ。大阪府出身。これまで10回もコンビ解散している村本と唯一トラブルもなくコンビを続けている広い心の持ち主。2012年に入籍し、現在1児の子育てを満喫中のイクメンパパでもある。映画に関しては、「王道なものしか観ない」というフツーレベル。

中川パラダイスツイッター

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